ライフイノベーション分野のポテンシャル

ライフイノベーション分野のポテンシャル

関西は日本トップクラスのライフサイエンスの研究機関・企業の集積を誇り、ノーベル賞を受賞したiPS細胞などの再生医療をはじめ、健康から創薬・治療に至る様々な取組が進められています。また国の国際戦略総合特区に指定されており、立地企業は特区内において規制緩和や税制優遇を受けることができます。
また関西のハブ空港である関西国際空港では、医薬品のクールチェーン輸送、医薬品・医療機器等の輸出入手続きの簡素化など、医薬品・医療機器の輸出入にかかる品質管理や迅速化に向けた取組が充実しています。
ライフサイエンス分野における企業や研究機関とのマッチングの取組も積極的に進められており、同分野でのビジネスや研究開発を考える企業にとって優位な地域となっています。

ライフサイエンスの研究機関

ライフサイエンス分野における梅田

梅田は関西に立地する大学・研究機関等のアクセスの良さから、近年、ライフサイエンス分野の企業の立地が進んでいます。
また梅田に立地するグランフロント大阪には、国内では東京以外で唯一の医薬品・医療機器の指導・審査機関(PMDA)が開設されるなど、医薬品の承認審査の迅速化を図る体制が整備されています。
また国の国際戦略総合特区の指定を受けている地域の1つでもあり、同分野で一定の条件を満たす企業はインセンティブを受けることが可能です。

ライフサイエンス分野のインフラ

①関西国際空港貨物における医薬品・医療機器等の輸出入手続きの簡素化

関西国際空港において通関する貨物について、輸入者や近畿厚生局による手続きを省略し、薬監証明の電子手続きが可能。これにより、従来2~7日かかった薬監証明が1時間程度に大幅短縮されることになっている。

②関西国際空港における医薬品のクールチェーン輸送

関西国際空港において2010年、日本の空港で初めて医薬品専用共同低温倉庫を整備。さらに、2012年からは、医薬品の温度を一定に保ったまま運べる搬送機を日本の空港で初めて導入。夏でも、航空機と倉庫の間の保冷状態の維持が可能。